起業のためのお金が足りない場合の方法とは?
こんにちは。女性経営コンサルタントの辻朋子です。
起業するにはお金が必要です。
それを「開業資金」というのですが…
起業のために貯めてきたお金では不足という人はけっこう多いですね。
そこで今回は不足分を補うための方法を2つご紹介します。
それが「借入」と「出資」です。
借入とは、いわゆる「借金(融資)」のことで、お金を借りるものです。
ということは、当然ながら返済しなければなりません。
身内や金融機関から借りるケースが多いです。
出資とは、株式会社などの法人の株主になってもらう際に出してもらうお金のことです。
借入と出資の大きな違いは、借入は返済が伴い、出資は返済は伴いません。
しかし出資にはリスクが伴います。
例えば、資本金300万円の株式会社を設立するにあたって、知人から200万円の出資を受け入れた場合、その知人は三分の二の株式を保有することになります。
その結果、議決権を握ることにもなるのです。
議決権とは、会社の経営方針などに対して決議できる権利、意思決定に参加する権利です。
カンタンにいうと、経営に口出す権利を与えることになります。
起業するときにそれまで貯めてきたお金では足りない場合の調達方法が「借入」と「出資」です。
それぞれメリットとデメリットがあるので2つの違いをきちんと理解をしたうえで、どちらを選択するかを決めましょう。